「下水道の日」(2001年までは『全国下水道促進デー』)
下水道の整備の促進について、人々の理解と協力を呼びかけようと、1961年に建設省(現国土交通省)と厚生省(現在は環境省に所管変更)と社団法人日本下水道協会が協議して全国下水道促進デーとして始まりました。
また、9月10日と定められましたのは、下水道の大きな役割の一つである「雨水の排除」を念頭に、この時期が立春から数えて220日にあたり、台風による水害が発生しやすい時期であるため、下水道をアピールするのに最適であるとして、この時期が選ばれました。
二百二十日は二百十日とともに、天候が悪くなる農家の三大厄日で台風襲来の特異日とされ、奈良県大和神社で、二百十日前3日に行う「風鎮祭」、富山県富山市の「おわら風の盆」など各地で風鎮めの祭が催されてきております。
統計学的には、台風は二百十日から9月下旬にかけて襲来することが多く、二百十日よりも二百二十日の方を警戒する必要があることから、立春から数えて220日である9月10日が適当であるとされたことによるものです。